バーバリー ボディ」をより軽やかに仕上げた新作は、アンバー、ムスク、サンダルウッドといった深みのある女性らしい「ボディ」ならではのベースノートと、アップル、レモン、イングリッシュローズ、ホワイトジャスミンなど軽やかでフレッシュなトップノートとミドルノートの対照的な組み合わせが特徴。価格は6,510円(35ml)、8,820円(60ml)、1万1,445円(85ml)。 キャンペーンモデルには、2011年春夏広告キャンペーン以降、バーバリーのファッションショーやキャンペーンに登場している英国人モデルのカーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)を起用。カーラは英ヘンリー王子とのデート中、パパラッチに写真を撮られたことでも話題となった。 今回のキャンペーンではチーフ・クリエーティブ・オフィサーのクリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)のディレクションのもと、写真家のマリオ・テスティーノ(Mario Testino)がロンドンのテムズ河で撮影を手掛けた。 3月8日より全国のバーバリー インポートバッグショップでの先行発売後、13日より一部百貨店香水カウンターで展開する。 バーバリーのクラシックなアイテムと、60年代を代表する英国人女性クリスティーン・キーラ―(Christine Keeler)のイメージが融合。伝統的なバーバリーチェックに使われるベージュ、レッド、ホワイト、ブラックがメインのカラーパレットが使用された。 フィナーレには、2013年ブリットアワード批評家賞を受賞したミュージシャンのトム・オディール(Tom Odell)が登場。新曲の「ホールド・ミー」を披露した。彼は、バーバリーが若手ミュージシャンをサポートするために行っているプロジェクト「BURBERRY ACOUSTIC」にも参加している。 バーバリーのクラシックなアイテムと、60年代を代表する英国人女性クリスティーン・キーラ―(Christine Keeler)のイメージが融合。伝統的なバーバリーチェックに使われるベージュ、レッド、ホワイト、ブラックがメインのカラーパレットが使用された。 フィナーレには、2013年ブリットアワード批評家賞を受賞したミュージシャンのトム・オディール(Tom Odell)が登場。新曲の「ホールド・ミー」を披露した。彼は、バーバリーが若手ミュージシャンをサポートするために行っているプロジェクト「BURBERRY ACOUSTIC」にも参加している。 |
90年代が堂々のカムバック 「お待たせ!」まさにこんな気分の春夏。私たちが青春時代に夢中になったスタイルが長い期間を経てトレンドにカムバックした。今季はすばり1990―2000年代大旋風と呼んでも過言ではない。あの頃一世を風靡したトム・フォードのつくり上げるセクシーで強い女性像、ヘルムート・ラングが貫いたミニマルなスポーティシック、そしてステラ・マッカートニーが体現したストリートな香りのするグラマラス。どれもスタイリングのエッセンスではあるが、体験者にとっては「そうそう、この感じ」という“気分”が満載なのだ。コレクションで大きな注目を集めたエディ・スリマン率いる新生サンローランは、ウエスタンのエッセンスを織り交ぜたコレクションで、メゾンの新しいエレガンスを展開。私たち世代のデザイナー、フィービー・ファイロがセリーヌから打ち出したのは、バギーなシルエットのパンツを腰ではくという、まさに“着方(スタイリング)”の提案。また足元にはファーをあしらったスポーティなサンダルを合わせることで、マニッシュなパンツルックをよりストリートかつラグジュアリーに仕上げた。同じく同世代のヴィクトリア・ベッカムが取り上げたのは、スポーティなブラのストラップを肩からのぞかせるスタイル。素材にソリッドな布帛を使うことで、ハンサムに演出した。 キーワードはストリートのエッジ ストリートとグラマラスを融合させた、“クール”世代が感じる“気分”。セクシーなドレスにペタンコシューズでバランスを取る、クチュール感のあるアイテムをデニムスタイルに取り入れる、など相反するテイストをうまく組み合わせることで生まれるヌケ感、行き過ぎないバランス感こそが今シーズンと私たち世代に共通するファッション観である。“コーディネートでバランスを取る”代表格と呼べるのが、ランジェリーを見せつつも、セクシー路線ではなく、スカートの丈やヒールの高さなど計算し尽くされたバランスで“真面目顔のナーディ”な印象に仕上げた、ルイ・ヴィトンやミュウミュウ、ロエベ。マイケル・コースやマーク ジェイコブスに登場した、ショート丈のトップでおなかを見せる提案も懐かしさを感じる読者も多いだろう。どこかストリートの香りがするというのも、今季のキーワードに共通するポイント。世界中の女性を魅了しているセリーヌやサンローラン、イザベル マランやエミリオ・プッチに共通するキーワードだ。頑張りすぎたモードから一線を画する、ヌケ感。正統派ではなく、“悪さ”“危うさ”の放つ魅力こそ、スタイリングに欠かせないエッジなのだ。 |